チャレンジ

Shopify無在庫輸出で売れないときの対処法

Shopify(ショッピファイ)で越境EC・無在庫輸出を始めたものの、商品が売れないということは、珍しくはありません。以前は、その理由について紹介しました。

今回は、実際に商品が売れないときにどのような対処法をとるべきか、特に初心者を対象として紹介します。

とにかくアクセスを集める

商品が売れない理由で最も多いのが、「アクセスが無い」と言うことです。

Shopifyでのサイト開設直後は、とにかくアクセス集めに集中しましょう。初期の段階でアクセスを集める方法は主に2つです。

Google広告

1つ目は、Googleのショッピング広告です。低価格で広くリーチできる上に、Shopifyから登録を済ませてしまえば、ほぼ自動に近い形で運用が可能です。

広告で集客をする場合、リスティング広告やSNS広告なども候補としては挙がりますが、いずれも多少知識が必要です。それに比べて難易度が低く集客効果も高いため、先ずはGoogleのショッピング広告から集客を始めてみましょう。

商品数を増やす

2つ目は、とにかく商品数を増やすことです。無在庫輸出の場合、特定の商品を販売するのでは無く、特定のカテゴリを絞った上で、ある程度まとまった数の商品を売る形が良いです。

この場合、とにかく初期の段階では一定数以上の商品数が必要です。逆に商品数が少なければ、いくらアクセスを集めても売れない可能性があります。また商品数が増えてくるとSEO効果も高まるため、自然とアクセス数も増えてきます。

目指す商品数は、カテゴリにもよりますが、まずは最低1,000個以上は目安にしたいです。もちろん、ここから更に追加していく必要はありますが、商品数自体が少なければ、アクセスを集めることも必然的に難しくなります。

価格調査を行なう

自社のECサイトであれば、AmazonやeBayといったプラットフォームや、他の独自ショップに比べて多少価格が高くとも売れていきます。

また送料の設定などで、他社との差別化を図ることも出来ます。

ただそれでも、他と比べて2~3倍など異常に高い価格帯であれば、売れることは難しくなります

そこでまったく売れないようであれば、価格帯が異常に高すぎないか、確認してみることも必要です。

価格の確認方法ですが、1つ目は、Google Merchant Centerです。「アナリティクス」セクションにある「商品」メニューの中の「料金」タブで、他の利用者と比較した価格競争力を見ることが出来ます。

ただ、「ベンチマークと比較した価格」に表示される商品は、全体の商品の中のごく一部しかない場合も多く、短期間で「高い」「安い」が変動することも珍しくないため、あくまで参考程度に見てみましょう。

2つ目は、AmazonやeBayでの価格です。これらのプラットフォームでは、価格情報を取得できるツールが多くあるため、それらを使って自社との価格を比較してみましょう。

一部の商品が高くてもあまり気にする必要はありません。例えばAmazonでは価格競争になりやすいため、安価な商品が多い場合もあります。

ですが、一定数の商品を比べた上で、いずれも自社の商品価格がかなり高いようでしたら、価格の見直しが必要です。いずれにしても、数点での比較では無く、少なくとも数十点以上の価格は比べてみましょう。

販売カテゴリを見直す

自社サイトで商品を販売する場合、ある程度のカテゴリを絞った専門店とした方が、特に初期の段階では売りやすいです。

最初からあれもこれも扱う「総合店」のようにしてしまうと、逆に中途半端な店舗になり、ユーザーにとっても利便性が落ちてしまいます。

商品がまったく売れない場合、「総合店」化してしまっていないか、確認してみましょう。中途半端にあれもこれも扱っているような状況の場合は、まずはどこかのカテゴリに絞り、商品を増やして行く方が良いです。

またカテゴリを絞っているのに注文が入らない場合、カテゴリの選択ミスと言うこともあり得ます。

海外で売れる日本の商品は数多く存在しますが、それでもまったく売れないカテゴリというのも存在しています。また売れるカテゴリであっても、その中の売れない分野である可能性もあります。

自分が売っている商品が売れるカテゴリかどうかは、これもAmazonやeBayなどでの販売情報を先ずは参考にするのが良いでしょう。

必要ページが揃っているか確認する

AmazonやeBayではなく、知名度がほぼ0のサイトから商品を購入する場合、誰でも不安になる事は当然です。

これは自分が、ネットでたまたま見つけたお店で購入することを考えれば分かるはずです。誰が売っているのかや、商品がどこからどの様に配送されるか、返金や返品が可能かどうか、こういったことが分からない状態で、購入しようと思うでしょうか。

そのため、少しでも信頼度を高める努力が必要です。

最低限必要なページとして、「配送について」「返品・返金について」「お問い合わせ」「運営者情報」などのコンテンツは用意しましょう。また「プライバシーポリシー」や「利用者規約」などは、Googleショッピングを利用する上でも必要です。

こういったページが無いことで、訪問者からの信頼度を得ることが出来ず中々注文が入らない、と言うこともあります。

テスト購入をしてみる

まれにですが、ショップの設定ミスで購入自体が出来ない、と言うこともあります。

アクセスも集められており、価格やカテゴリも間違っていないようであれば、購入自体が出来るかどうか、1度テストをしてみましょう。

もしかすると、配送や決済設定が間違っており、購入自体が出来ない、と言うこともあるかも知れません。

Leave A Comment